最近ハマっていること
体を動かすのが大好きで、普段はランニング、シーズン中はスキーを楽しんでいます。どちらも大会に出ることが目標です。
好きなお店 : 遠野食肉センター
ジンギスカンがとても美味しいお店です。会社からは車で1時間足らずのところにあります。
初めての道を走ることにワクワクした。

初めての道を走ることに
ワクワクした。

私は「挑戦」と「成長」ができる環境に魅力を感じて、キオクシアに入社しました。最先端の工場で仕事をするためには、常に先駆者で居続けなければなりません。学生時代は金属の切削加工を専攻していたので、半導体については「携帯とかに使われているもの」くらいのイメージで知識は全くありませんでした。でも挑戦を大切にしている会社で、初めての道を走ることにワクワクしたことが入社の決め手です。

現在はキオクシア岩手における「薬液供給システム」の立ち上げ業務を担当しています。ウェハ上のパーティクル除去に必要となる薬液を、供給元のタンクローリーから工場内へ送液するためのシステムを構築しています。薬液を大容量保管できるタンクが15基ほどあり、使用する薬液は20種類以上。最も短期間かつ低コストで立ち上げるためにはどうすればいいか、いかに遅延を防ぐか、トラブルが発生した際はどう対応するかなど、あらゆることを考慮しながら仕事を進めています。薬液の経験も知識もまったくなかったので、ゼロからのスタート。先輩方にも教わりましたし、薬液の特性や危険性など、分からないことは専門的な文献を読んで学んでいきました。もともと挑戦をしたくて選んだ仕事。「こういう世界があるんだ」と新しいことを知れるのが刺激的で楽しく、とても充実した日々を過ごせています。

薬液の安定・安全な供給を支える。

薬液の安定・安全な
供給を支える。

使用する薬液は劇薬がほとんどなので、供給の安定性はもちろん、安全のために漏洩対策の徹底が求められます。人為的なミスをできる限り無くすように、送液のために圧力をかけるレギュレーターの開閉をチェックするフローをつくり、最初はそのチェックに私も常に立ち会うなど、対策を徹底しました。

また工場内だけでなく、薬液メーカーの方とのコミュニケーションも求められます。例えば、薬液をタンクローリーから工場へ送る接続口に「カプラ」という部品を使用しますが、最適な形状や材質は薬液によって異なります。そのため、全ての薬液で検討し、メーカーとも相談しながら選定していきました。メーカーとのコミュニケーションで大切にしているのは、必ず自分の意見を持って話をすること。メーカー側の言うことが全て正しいわけではないという意識を持ち、当社としてのベストは何かを常に考えることを心がけています。

現在、立ち上げにおける送液は全て完了し、量産体制の準備を進めています。工場内で薬液をどんどん使用しているのですが、もちろん蛇口をひねれば出続けるものではありません。全体の使用量を見ながら「このタイミングでなくなりそうだから、これくらい必要だろう」と必要な量を推測して準備するなど、安定して製造できるように管理をしています。私がキオクシア岩手に赴任したときは、やっと建屋ができ始めた頃で何もありませんでした。そこから少しずつ完成していく過程を見てきたので「これからここで量産が始まるんだ」と思うと感慨深いです。

インフラ全般を担える存在へ。

インフラ全般を
担える存在へ。

先輩や同僚とはコミュニケーションを取りやすく、何か悩んだときやトラブルが起きたときも相談しやすい環境です。原因は何なのか、どういう対策が必要かなど、一緒に考えてヒントをくれるので「そうか、そういう考え方もあるんだ」と気付けることも多いです。

仕事は真面目にしっかりやる分、休憩時間になると「今週の休みは何するの?」「また飲みいく?」など仕事から離れ、プライベートもしっかり楽しむ人ばかり。私は学生時代に体育会でスキーをしていて、今も趣味で続けているので、同僚10人くらいで一緒に行ったりもします。東北に住むのは初めてだったのですが、3月に引っ越してきて荷物を開けずに滑りにいきました。この辺りは雪がとても軽いパウダーで最高に気持いいですし、スキー場がすぐ近くなので仕事が終わってからナイターに行けるなど、好きな人には最高ですよ。仕事のモチベーションにもなります。

仕事での目標は、危険物や薬液の知識をより深く身に付けて資格を取り、法令や装置についてもさらに勉強して、自分から発信や提案をできるようになることです。例えば「今はこの純度の薬液を流しているけど、グレードを最適化すればこれだけコスト効果が出る」などの提案をすることで、会社の利益率や生産性、品質の向上に貢献していきたいです。そして最終的には、ガスなどより広い知見を得て、インフラ全般の立ち上げを担える存在になりたい。そのために、もっと勉強して成長していきます。

2019年6月取材時の内容です。